期間限定ポップアップをうまく運営しているブランドほど、ある限界がはっきり見えてきます。丁寧に作り込んだ空間、緻密に設計したブランド世界観、会場で熱狂していたお客様。それがポップアップの撤収とともに、すべて消えてしまう。
残るのは、フォトスポットで撮られた数枚の写真と、次のシーズンのためにゼロから書き直す企画書だけです。
MCMは、オフラインの体験づくりに長けたブランドです。フラッグシップの2階をシーズンごとに新しいコンセプトで刷新し、毎回大胆な試みを重ねてきました。しかし「よくできた体験」が、実際に会場へ足を運んだ人にしか届かないという課題は変わりませんでした。そしてシーズンが終われば、その体験は跡形もなく消える。
MCMがXROOとともに作り上げたレガッタワールドは、その構造を変える試みでした。
01. 空間が消えなければ、コレクションも消えない
レガッタ カプセルコレクションのコンセプトは、地中海の透き通った海の色と、MCM発祥の地ミュンヘンのブルーからインスピレーションを受けた「夏のバカンス」でした。百貨店の大理石の床にサーフボードを置くことと、仮想のビーチ上にコレクションが広がる空間を設計することは、まったく別の話です。売り場の中に置かれたサーフボードは、あくまで店内の一部。しかし、レガッタワールドにアクセスしたお客様は、最初からビーチの上に立っています。
リンクをひとつ開くだけで、その世界の中にいる。製品が「陳列」されているのではなく、空間に自然に溶け込んでいるから、お客様はショッピングをしているというより、夏のバカンスの世界に入り込んだ感覚を先に覚えます。
カプセルコレクション9点を360度で閲覧し、空間のあちこちを自由に探索できます。そして、このデジタル空間はポップアップ期間が終わっても消えません。シーズンが変わってもリンクは生き続け、MCMはこれをブランドのヘリテージを積み上げていくデジタルアーカイブとして活用しています。
02. 見るだけで終わらない設計 — ゲーム、イベント、そして再訪するお客様
どれだけ魅力的なデジタル空間でも、「見て終わり」では何も残りません。MCMレガッタワールドは、お客様が空間の中で実際に何かを体験できるよう設計されています。
サーフィンのミニゲームに参加すると、スコアの証明画像だけでInstagramのイベントに自動で応募できます。公式アカウントへ移動する必要はなく、空間の中で完結します。ビーチのゲームセンターをテーマにしたラッキードローも、ワンクリックで公式Instagramのコメント応募へとつながります。イベントのために別途検索したり、移動したりする手間が一切ありません。
効果① — 滞在時間
ゲームやイベント参加を通じて、自然にコレクション全体を回遊してもらえる
効果② — 再訪
「また明日スコアに挑戦しよう」という動機が生まれ、一度きりの場所から何度も訪れる場所へと変わる
03. 世界観の中で購買まで — 途切れることのない体験導線
空間を体験しながら気に入った商品を見つけたとき、お客様がすべきことはただひとつ。クリックするだけです。
商品をクリックすると、MCM公式ストアのその商品の詳細ページへ直接遷移します。別途検索したり、ブランド名を入力し直したり、どのコレクションか調べ直す必要はありません。世界観の中で出会った商品が、そのまま購買につながる流れが途切れません。
オフラインのポップアップで商品を気に入りながらも、「あとでオンラインで買おう」と思ってそのまま買わなかった——その体験は、ブランド担当者なら誰もが知っているはずです。レガッタワールドは、その間にある距離をなくしました。
🏄♀️ MCM レガッタワールドを体験する ↗
ブランド体験を資産として積み上げる
MCMがレガッタワールドで実現したのは、単なるデジタルポップアップではありません。シーズンのたびにゼロから作り直すしかなかったブランド体験を、蓄積され続ける資産へと転換したことです。
すでにオフラインで優れた体験を作れているブランドにとって、その体験をデジタルレイヤーで拡張することが次のステップです。会場に来られなかったお客様にも届き、シーズンが終わってもコレクションが生き続け、イベント参加が自然に購買へとつながる設計。
夏のコレクションのローンチ、シーズンポップアップ、IPコラボを検討中でしたら、ぜひXROOにご相談ください。
貴ブランドに合ったプランをご提案します。

